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植物と人の本当の関係・・・![]() 進化の歴史の中で植物と人間がお互いに協力しあってきた営み。 ご存知のように地球は、太陽のまわりを廻る惑星の一つです。 水星、金星、地球、火星、木星、土星・・・の順に太陽から近いところをグルグル廻っています。 これらの星は、太陽からからのエネルギーを受け、自らも少し光を反射しています。当然、太陽に近いところにある水星や金星はとても高温です。 一方、太陽から遠い火星、木星等は、とても低温です。ところが、地球はちょうど良い距離にあり、温和な環境を作り出すのにピッタリの位置なのです。この環境が、生物を作り出すのに欠かせないということはいうまでもありません。ところが、これだけではまだ不充分です。さらに重要なのは、大気の存在です。 地球は薄いフィルムのような大気で包まれています。この大気のフィルムが太陽からの有害な光を吸収したり、温室のように光のエネルギーを内部に取り入れ、外に出ていかないようにしているのです。この大気がなければ、地表の平均温度は−20℃くらいの氷の世界になりますが、現在では15℃くらいで、とてもマイルドな環境を作っています。 これ以外にも、地球の環境をマイルドにし、生命が住みやすくしている要素は沢山あり、それぞれが見事にに組み合わさって、美しい水と緑の惑星となったのです。 地球そのものを生きていると考える説(ガイア説)を主張する人もたくさんいます。 とにかく私達は実に微妙で、それだけに壊れやすい条件の中で地球が今あることを認識する必要があるのではないでしょうか。 実は、この優しい環境を作り出した主役は植物なのです。 太古の地球(生命が誕生する前の地球)は、とても苛酷な環境でした。 大気のほとんどは二酸化炭素(炭酸ガス)で、酸素はわずかでした。 また、温室効果がとても強く、たいへん温度の高い状態でした。 それが地球の化学反応で、二酸化炭素が少しずつ減り始め、さらに生命や植物の発生により、どんどん酸素が作られ始めました。 植物には「光合成」といって、太陽のエネルギーを得て、二酸化炭素から炭水化物(でんぷん)を作り酸素を排出するという、とても重要な働きがあります。 このおかげで、大気中の二酸化炭素はどんどん減り、逆に酸素は増えて現在の大気が出来あがりました。この二酸化炭素の濃度は、適度の温室効果を作りだし、有害な太陽光の一部を吸収して地表への到達を防ぐには最適な状態でした。 ところが今、高度に発達した文明の中で、エネルギー消費は高くなり、大気中の二酸化炭素が増え続け、地球温暖化という大きな問題が発生しています。何十億年にわたって、植物は光合成で二酸化炭素を取り込んで、石油や石炭の形で地中深く貯えてきました。これらを私達は今、次々と掘り起こし、燃やしつづけて、元へ戻してしまっているのです。 私達が生きていくためには食べ物が必要です。 そして、この食べ物はすべて植物が太陽エネルギーを缶詰にしてくれたものです。 米、麦、野菜等は、まさに植物そのものですが、魚、肉、乳製品も、植物を食べて生育した動物から得ているわけです。つまり、地球のほとんどすべての動物は植物に頼り、植物は光合成という能力で、太陽エネルギーを食品にしているのです。私達はこれを食べ、自分の体の一部にしたり活動のエネルギーとして生きているわけですが、大切な事は、この時必ず多量の酸素を必要とすることです。そして活動の結果、多量の二酸化炭素を吐き出します。これが呼吸です。 地球上の豊かな酸素は、植物が作り出した物であり、今もなお、私達の出した二酸化炭素を酸素に変換し続けています。 結局、私達は生きるための根本を、すべて植物に頼っているのです。 今のような文明社会で生活をしていると、まわりにあるものは、ほとんどが人工的です。 ビルや家や道路、電車や車、家の中の家具や電化製品もそうです。でも考えてみると、これらの人工物も直接植物から作り出したものが沢山あります(家具、紙、布・・・)。一方、プラスチック等の化学合成品やエネルギー源の電気、ガス、ガソリン、灯油なども実は、植物を起源とする石油や石炭から作られているものがほとんどです。 つまり、食品から生活資材まで、ほとんど全ての物は植物が、おおもとなのです。 ところが、私達は植物に依存しているのを忘れ、いかにも自分で作り出した文明で生きているような錯覚に陥っているのだと思います。 一番大切な事は、植物に感謝する事だけでなく、私達の体や心、全てが植物と同じ源であることを良く理解する事なのではないでしょうか。 つまり、私達の生命は、植物が存在し提供してくれる物によって成り立っているという事です。 植物の作り出す栄養素(でんぷん、たんぱく質、脂肪、ビタミン等)はもちろん、ほんの少し含有される精油成分等も、その匂いや働きで、私達の心や体に大きく影響を与えるという意味が、よくわかるような気がします。 (上記の文章は日本アロマテレピー協会テキストより引用いたしました。) [HOME] [サイトマップ] |